スルーライフで知る「さよなら絶望先生」の風刺力
週刊少年マガジン連載中の「さよなら絶望先生」は、
すべての物事を後ろ向きにとらえる教師が主人公のギャグ漫画と思っていた。
少なくとも今週までは練(続きを読む)
だが、いきなり仏教の「放生会」が登場。
捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式である。見逃すという意味から、スローライフならぬ「スルーライフ」が日本人のライフスタイルと指摘する。
(「放生会 - Wikipedia」から引用)
道で倒れている人をスルーしたり他者に対して無関心になった日本人を「やさしさ」と強烈に皮肉る廉
隣の子供の悲鳴をスルーしたり
教室での過激なじゃれ合いをスルーしたり
そんな見逃してあげる日本人の優しさ
さらにスルーライフは「スルーフード」へと加速する
安全性とか産地とか毒性とか気にせずスルーして食べるって、産地不明の「うなぎ」を前に凍りつく絶望先生。
それがスルーフードなのです
すごすぎる展開力に読者のわたしも固まってしまった。
そもそも少年マガジンの読者の中高生がこのネタについていけるのか。
そんな疑問をふっとばす時事ネタ、風刺ネタにひたすら感服。
教師もののギャグマンガとたかをくくって、
いままでスルーマンガにしててごめんなさい輦
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