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2008年2月

広告主はWhy to sayを考えつくせ

営業がHow to say、
コピーライターがHow to say
だとしたら、
広告主はWhy to say。

しかし、コピーライターは言葉の専門家であるというのは、半分は間違っています。欧米の広告理論では、What to sayとHow to sayを明確に分けようとする傾向があり、クリエイティブはHow to sayの専門家みたいなことが日本では言われがちですが、欧米のクリエイターに、そんな認識を持っている人はあまりいないのが事実です。つまり、クリエイ ティブの半分はWhat to say=何を言うかでできています。
「ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね): コピーライターは言葉の専門家なのでしょうか。」から引用)

広告の仕事をしていると、
エントリーのような、How to sayにのめりこむコピーライターさんに会うことがある。
また、優秀な営業がWhat to sayをよくわかっていることもある。
この二つを兼ね備えることは難しいのかもしれない。

さて、広告主はWhat to sayをオリエンテーションする。
自社の新製品やキャンペーン等々。
広告代理店側は、真のWhat to sayを見抜こうとしてディスカッションを展開する。

このとき盛り上がらないと、わたしは危機感を感じる。

実は、What to sayのひとつ手前にはWhy to sayがある。
自社の顧客、マーケット環境、さまざまな要因を考慮してWhy to sayを考えつくす。
そこからはじめてWhat to sayが導き出される。

だから十分に練ったWhy to sayがあればいくらでも議論は広がるので、
参加者は広告主も広告代理店も楽しい(多分)。

もし、オリエンが盛り上がらなかったら、Why to sayを突き詰めていないか振り返るといい。

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企画は一人で考えるといい

企画は一人で考えるといい。

「企画に関わる人の数を削って魂があるものを作る」というもの作りの過程そのものに関しても言えること。
「Life is beautiful: "Less is more"なもの作りと合議制と」から引用)

「なにかあったら、自分が責任をとる」
と思いながら仕事をすると、魂が入る。

魂が入った仕事は成功しても失敗しても、
自分や周囲の心に残る。

そのうち、与えられる権限が大きくなっていく。
大きな企画に挑めるようになる。

だから、企画は一人で考えるといい。

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チャンスに飛び込め

チャンスに飛び込むものが成功する。

チャンスと見たなら、まずは打つ!
それがFWという人種だろ。
(ビジネスに効くコミック誌、モーニング掲載『GIANT KILLING』から。)

Fw_20080221
強豪、浦和レッドスターとの一戦。
無得点のまま、均衡した試合の流れを変えるべく、
監督の達海は怪我から復帰した熱血FW夏木を投入する。

しかし、試合に出場した喜びにひたるまもなく試合は急展開。
そして、ゴール前パスを受けた夏木はシュートを放つ。

ビジネスの世界でも同じ。
これはいける、と思ったら果敢に企画をまとめ上司を説得する。
企画書は書くほど、書くのが楽になる、体育会系のスキルだ。
上司と話すほど、上司のつぼや課題が共有できて、企画のポイントがわかる。

一方、ためらう者はチャンスを逃す。
葡萄は酸っぱかったはず、と自らをなぐさめる。

企業の企画屋はFW。
点をとって存在意義を示せ。

そして、パスを供給してくれるMFや
しっかり守ってくれるDFやGKの存在を忘れないように。

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モバイルフォトロガーの胎動(SO905iCSの可能性)

SO905iCSの発売が開始されたので、店頭で実機を確認した。

・サイズ
スライドケータイは厚くなるからか、かわりに横幅は狭い。
コンパクトに仕上がっている。

・重さ
見た目がコンパクトな反面、ずっしりと重い。
しっかりした作りは個人的に好きだ。

・フォトロガー機能
カタログベースで見る限り、撮影した写真からスムーズにブログに投稿できる。
でもいま使っているINFOBAR2も撮影した写真からメールへの添付は連携できる。
特に目新しくないような気もするが、「簡単ブログ投稿機能」というネーミングは大切だ。

・カメラ機能
ここからは圧巻。

光学三倍ズーム
夜間撮影可能な高輝度フラッシュ
3cmの接写可能なマクロ撮影
スマイルシャッター
パノラマ写真撮影
撮影した写真への位置情報の付加

撮影能力と写真の活用の点で強力な設計がされている。
ブログ用に、ケータイではなくデジカメを持ち歩くブロガーさんの話を聞いて、カメラ機能のケータイシフトはまだ時間がかかると思っていた。
しかし、この春DoCoMoとauから登場するCyber-shotケータイが強力な攻勢をかけそうだ。

・個人的な結論
スライドケータイの宿命か、キーボードが小さいのが痛恨。
おおぶりなわたしの指にはフィットしない。

でも、文字をあまり打たずに、写真を通してコミュニケーションするフォトロガーにはぴったりかもしれない。
※フォトロガーの定義がよくわかりませんが、フィーリングってことで。

・さらに個人的な結論
というわけで、わたし個人はもうひとつのデジカメ系ケータイCASIOのEXILIMの追撃に期待する。

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あきらめない者にチャンスがくる

どうしたら、失敗や挫折しても諦めないでいられるか。

「ボールってのはな、世良
しぶとく諦めない奴の前に
必ず転がってくるもんなんだよ
コレ 俺の持論」
(ビジネスに効くコミック誌、モーニング掲載『GIANT KILLING』から。)

Nevergiveup_2008216

FWの世良は、怪我から復帰したFW夏木の登場にあせる。
しかも試合中、強引にシュートを狙って負傷してしまう。
落ち込む世良に、もう一人のベテランFW堀が叱咤激励する。

わたしは昔からいまに至るまで、よく失敗する。
基本的にずぼらだし、KYだし。
がらにもなく、たまに落ち込む。

でも、立ち直りは早い。
記憶力が悪いだけではない。
失敗は次の成功でしか取り返せないからだ。

何度でも立ち上がって、挑戦し続ける。
チャンスは挑戦者に与えられる。

ただし、失敗から学んで、新しい自分にLevelUpすること。

関連エントリー
「見てないようで見ている上司を目指す」

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「伝説の私」が怖すぎる

「伝説の私」というWebサービス(?)を遊んでみた。
Densetsu_20080116
入力項目は3つ。

  • 名前(表示用)
  • 性別
  • 生年月日

「伝説を調査する」をクリックすると、ムードたっぷりに伝説が紹介される。

伝説というか、診断結果にはブログに転用しやすいよう全文をコピーできるボタンが付いている。

Densetsu_02_20080116_2

ブログに書いてみようという気分になり、これでクチコミが促進されて利用者が増える。

これからのWebサービスには必須な、気の使い方だ。

ちなみに私の伝説は

占いというより冗談なのだろうが、ドキッとするほど的中率が高い。
特に、伝説4は恐ろしい。

というわたしの伝説をご覧になりたいかたは「伝説の私」をどうぞ。

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[書評]あなたは止まっていないか?と]『GIANT KILLING』第4巻は問いかける

世の中や組織、とにかく周囲は変化している。
あなただけ取り残されていないか。

逆にお前達の場合は
時間が止まってるんだよ
チームが前に進んでいるのに
お前達はそれでいいのか?
(『GIANT KILLING』第4巻から引用)

ビジネスに効くコミック誌、モーニング。
なかでも、ビジネスに効くサッカーマンガNo.1、『GIANT KILLING』。
待望の第4巻が登場した。

あらすじ

リーグ戦が開幕し、いきなり連敗が続くETU(East Tokyo United)。
そんななか、監督の達海がとんでもない練習のアイデアをだす。
チーム最強の悪役顔のDF黒田が猛反発。
しかし、その練習の真の狙いに気づいたとき、、、。

頭と体が変化できるか

新監督のもと、新しいチームに生まれ変わろうとするETU。
頭ではわかっているけど、体がついてこない選手がいる。

まるで組織の変革のスピードに乗り切れないベテラン社員のように。

わたし自身、30代後半に入った。
「あのとき」と昔話をしてしまう自分にはっとする。

そんなときは同僚に聞いてみよう。
「な、おれって最近どうかな?」(という質問する時点でやばいか(笑))

黒田の周囲には、冷静沈着なDF杉江や、寡黙なGK緑川がいる。
あなたの会社にはそんな同僚がいないだろうか?

きっと、ヒントをくれるだろう。
「あ?意味わかんねえ」(by 黒田)
なんていわないように。

ベテラン入りしたばかりのかたに、特におすすめ。
かなりベテランのかたにも、もちろんおすすめ。

GIANT KILLING 4 (4) (モーニングKC) (モーニングKC)
4063726606 綱本 将也 ツジトモ

講談社  2008-01-23
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主犯はGoogle、共犯は@nifty(ココログ有名人ブログがむごすぎる)

主犯はGoogle、共犯は@nifty。

ココログの有名人ブログのPickUp画面に、GoogleのAdSenseがある。
これが結構むごい。

■一番かわいそうなのが、川原真琴さん。
「可愛すぎ」と見出しがつくと余計。

Cocologpickup_01_20080204

→アフィリエイト・副収入×4、結婚相談×1

「可愛すぎ」から「すごい」につながったのだろうか?

■木村剛さんはバラエティに富む。

Cocologpickup_02_20080204

→アフィリエイト・副収入×2、研修?×1、生命保険×1、ショッピング×1.

「あらあら不思議な貯金箱」は、広告テキストとしては優秀。思わずクリックしたくなった。

■船木選手は、

Cocologpickup_03_20080204

→アフィリエイト・副収入×4、ショッピング?×1

ログハウスはどうやって結びついたのか。

広告収入を得ること自体は必要だが、本来のコンテンツへの誘導を妨げるものになってはいけない。

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アメリカの加速と日本の胎動(2008年2月)

「アメリカの変化はすばやく、日本はゆっくりと、しかし着実に変化が起きている。」

2008年も1ヶ月が終わり、2月に突入した。
マーケターとして、印象に残った変化を書き出してみる。

■はじまり

■終わり

■考察

・米国の加速

Google対抗のためにYahoo!と組むMicrosoft、
Apple対抗のためにAudibleを買収したAmazon。

サブプライムローン問題による景気後退懸念から、企業の動きは加速しているのか。
想像もしない組み合わせが誕生するかもしれない。

・日本のコミュニケーション

新しいコミュニケーションを目指して、広告系ブロガーが新年会で熱く語り合った。
ときを同じくして、広告の変化を知る書籍「明日の広告」が登場した。

一方、Exciteが素早い。ユーザーとのコミュニケーションを、社長の山村氏から中川翔子さんに引き継いだ。

■考察の考察

世の中の事象をピックアップして組み立てる訓練として
新カテゴリー「すでに起こった未来を探る」をはじめる。

1月はニュースを追い切れなかったのが、結果としてすっきりとまとまった。
2月からはもう少し視点を広げてみる。

※なお、「はじまりと終わり」に書き足してほしいネタがあるかたは、コメントやトラックバックでご連絡ください。厳正なる審査はなく、わたしが納得したらさくっと追加しますので。

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見てないようで見ている上司を目指す

あなたの上司はあなたを見ているか?

「見てないようで見ていたり、考えてないようで考えたり……
何だかよくわかんねーけど、俺は嫌いじゃないかもな 達海監督」
(ビジネスに効くコミック誌、モーニング掲載『GIANT KILLING』から。)

Boss_01_20080202

ようやく連敗街道から脱出したETU。
昨年のチーム得点王のFW夏木が負傷から復帰した。

夏木は早速、試合でベンチ入りするも監督は試合に出す気はないという。
愕然とする夏木だが、実は監督に理解されていることに気づく。

現実の会社組織でもありそうな話。
部下はチャンスをくれとアピールするが、上司は応えない。
実は、上司は部下がより成功できる場を準備していた。

よし、わたしも「見てないようで見ている上司」を目指そう。

え?いまは?
「見てないようで本当に見てない上司」だ。

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大局観で考える秘訣

ベンチャー企業の経営者のかたと話しをする機会があった。
常日頃から大局的な見方で発言されているので、その秘訣を聞いてみた。

  • マクロレベルの数字からブレークダウンして企業レベルの活動単位まで、個々の事象の裏付けをとる。
  • 事象の周期から次のビジネスチャンスを探る。

こう書くと当たり前なのだが、実践するのは難しい。
とにかく、試行錯誤していくしかない。

わたしとしては、あらためて「数字」の重要性を認識できた。

ありがとうございました。

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関西バンザイ:関西魂検定は420

世の中、検定ブームだが、「関西魂検定」は熱い。

Kansai_01_20080202

「関西バンザイ:関西魂検定― 関西好きなあなたの関西魂レベルを教えます。」

設問がとんでもなく難しい。紹介したいが面白みがなくなるので秘密だ。

で、検定の結果が「関西魂420」で、観光客レベル。至極納得。

ぜひ、生粋の関西出身のかたに挑んでほしい。

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ぐらっときた採用情報

一瞬、ぐらっときた(笑)

「ん?上長が許可してくれない!?」そんな時は、livedoor!
お待ちしております。採用ページへ
「livedoor Developers Blog:キーボードについて - livedoor Blog(ブログ)」から引用)

実は採用情報ではなく、livedoorの開発者たちのブログ。

今回、紹介されているキーボード「kinesis」は、キーボード好きの心をゆさぶる刺激的なデザインをしている。
しかし、販売元のサイト「Kinesis Corporation - Computer Ergonomics」によれば$299。
日本円で30,000円強。

確かにキーボードひとつにしては、いいお値段で会社支給は難しそうだ。

でも、うちの上司ならOKだよ、というのはいい。
会社の空気が伝わってくる。

あ、これって別に採用情報じゃないか。

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